備忘録

歩く姿はキモオタク

FLOWERS 秋編

 FLOWERS秋編, 終わってしまった.(以下ネタバレあり)

 

前作とは違い, どこか重苦しく緊張感がある雰囲気だった. 春, 夏とプレイしてきたけれどストーリーの構成的には抜群で面白かった. 主な主役はネリネ, 譲葉, 林檎, 苺の4人. 直前まで純愛ハッピー百合漫画を読んでいた自分は当然のようにネリネと譲葉, 林檎と苺のそれぞれのドラマが群像劇のように繰り広げられると思っていた....最初にあんなシーンを見せられるものだから終始表面張力をギリギリ保ってるようなドキドキ感で胸いっぱい.

 

ネリネユズリハに関しては「良かったなぁ..良かった...本当に良かったよお前ら...」というストレートな幸福感を感じるENDだった. というかこの二人, 高校二年生ってことは年下じゃん...始めてプレイした時は中学生だったから全員が年上だったけど今となってはみんな年下か...泣ける... ネリネENDに関しては, 他の作品の名前をも出すのは無粋かもしれないけど, ご存知「さようならむつきちゃん」神の子魔女の子を思い出した. あと純粋アドレッセンスの「また片思いに戻るだけだっ!」ってセリフも思いだすなぁ... 

 

唯一感じた違和感としては自分はキリスト教の人間ではないのでネリネの気持ちがわからないのでせめてもう少しネリネ視点を描いてくれたら良かった気がする. いや, でもデリケートな話だろうからあんまり枠を取ってもごちゃごちゃ言って中だるみするだけなのかもしれない. しかしTrueのED後のシーンで有無を言わさず「全てをなげうって譲葉とともにいたい」ネリネを表現されてしまったのでこの意見も全く意味のないものになってしまう. ラストのシーンは本当に演出から音声, グラフィック, セリフ選びまで完璧だった. その後のほろ甘いドラマCDも含めて本当に良かった. ありがとう.

 

苺と林檎は終始優しくて慈愛に満ち溢れた雰囲気で見てるだけで泣きそうになった. 姉妹ENDも姉妹らしくてよかった. 入れ替わりトリックは素で「は!?」と唸った. 

 

雑感. 夏編で見事結ばれたえりかと千鳥. 大帝国ならキングコア編, 装甲悪鬼村正なら贖罪編, ノベルゲームにはアフターストーリーがつきもの(両方ハッピーなものではないけれど). 秋編でのえりかと千鳥は甘い. この一言に尽きる. 夏編での紆余曲折を知っているだけに二人で笑い合ったり他愛もない話をしているだけで泣いてしまいそうになる. 千鳥(CV:洲崎綾)のフランケンシュタインの時の声が本当に可愛かった. ヘッドホンでプレイしていたのだけれど思わず外してわが耳を疑った. あと前回のバレエとか朗読会もそうだけれど今回の二重唱も本当に凄かった鳥肌が立つ. 虹の魔法も軽快なテンポの中にどこか慈しみを感じられて優しい気持ちになる. 

 

EX視点に出てきたアガペのタルパやらダスキアと掘られた墓やら色々謎は多いけど, もう完結して一段落している作品の考察するのも変な話なのでしないことにする. ホントは発売に合わせてやるべきだったんだろうけど, どうも終わるのが怖くてできなかった. 冬編も等分できそうにないかもしれない... FLOWERSをプレイしていたら自分も何か作りたくなってくる. 何かできないものか.